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前回は、如何に使命=ミッションが
大切なものなのか?ということを考えた。
その次の段階として取組んだことが、「ミッション」を考えて
いく際にはどんな視点で検討していくべきなのか?
という事を学ぶ事だった。
その視点とは、大きく5つの視点で考えなくてはいけない。
①「自分の強み、好きな事、関心事」と一致している。
⇒人間は自分にとって、興味のあること、好きなことであれば、
いくら考えてもイヤにならない。そして、本当の意味で
〝本気〟になれる。
②「顧客にとっても価値があるものになっているか」を考える。
⇒自分の好きなことは、自分がサービスを提供する相手である
顧客が〝いいね~〟と思ってもらえなければ、継続していく
ことが出来ない。裏返せば、顧客が価値あると感じてくれる
なら、ミッションに沿って行動さえすれば、業績は必ず、
挙がるはずである。
③「信念」がこもっていなければならない。
⇒顧客が共感してくれる自分な好きなことであっても、それを
常に貫き通せる信念がなければ、事業自体がブレてしまう。
ミッションを考える際には、そのミッションを信念を持って、
貫き通せるかどうかの観点も必要だ。同時にミッションを
実現する為には、「信念」と共に、「能力」、「機会」が
必要になる。
④「到達すべき理想・目標」を示している。
⇒事業を始めるとどうしても、売上や利益に目が行きがちだ。
しかし、実際に到達すべきはミッションが達成されることで
なければいけない。様々な意思決定をする際に、お金が儲かる
から・・・という理由ではなく、ミッションに従って、意思
決定をしていく。要するに「具体的に何をすべきか」を教えて
くれるものになっているかを考えることも重要である。
例えば、ファンケルのミッションは、
【女性の不安と不満をなくす】
ということなんだそうだ。このミッションを達成するのは、
途方もない永遠のテーマのように思える。だからこそ、
事業は発展し続けるものなのだ。
⑤働く人が、「集中出来るもの」である。
⇒ミッションはそこで働く人達に何故、働いているのか?
という意義付けを明快にしてくれるものでなければいけ
ない。ミッションの基、統率が図れるというものだから・・・
「ミッション」が無ければ、「経営チーム」をつくる事は出来ない。
同時にやらない事の決定が出来るものでもある。儲かるから、
やってみよう!としてしまうと何をこの会社はやっていこうと
考えいるのかが、分からなくなってしまう。
「ジョンソン&ジョンソン」では、手術の際に縫合するに当たって、
「溶ける糸」を開発した。
それに目をつけた加工食肉メーカーから、ハムや焼き豚を
作るのに使いたい!
というオファーがあったことがあるらしい。その際に、意思決定
したことは、ミッションと相反するので、お断りしよう!ということ
だった。それがあったからこそ、今のブランドを確立できたと
言われている。
ちなみにそのミッションとは、
【世界中の人々の健康と幸せのために】
というものだ。
こういった視点で考えられたものであれば、社員が共感してくれる。
共感してくれて同じ目標に向かって、
まい進していけば、成果が出ない
はずがない!
ビジネスマンになって、自分が仕事をしている意義を〝生活のため〟
だけではないことを知る機会になった。
次回は、自分の事業において、どんなミッションを考えたのか?を
紹介したい。
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