正しい妥協 ～ドラッカーマネジメント～

仕事をしていると得てして、何が受け入れやすいか？
を考えてしまう。

これは間違い。

何が正しいか？からスタートしなければならない。



何が正しいかを知らなければ、正しい妥協と間違った
妥協の区別がつかなくなる。

顧客から仕事をもらう際に、自分が正にやりたいと
思っている理想的な仕事ではないが、顧客にとっては、
非常に価値の高い仕事があったとする。

昨年のように、売上、利益共に絶好調な状態であれば、
自分達では十分な成果を挙げることが出来ないと判断
し、断る方が懸命。
無理して受けるのは、間違った妥協という事になる。

しかし、今年のように売上、利益共に厳しい状況の場合は、
顧客の価値に出来るだけ応えられるように取り組ませてもらう
という形で、正しい妥協となる。

組織の状況や自分達の立ち位置によって、解釈は、変化
する場合もある。

そのためにも、常に今、何をすべきか？
どんな選択が正しいのか？を意識しておくことが大切。






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現実家たれ ~ドラッカーマネジメント~

マネジメントに携わる者は、現実家であって、
評論家であってはならない。



人の強みよりも弱みに目が行くようであれば、
マネジメントをすべきではない。

何が正しいかよりも、誰が正しいかに関心を
もつようでは、マネジメントをすべきではない。

真摯さよりも頭のよさを重視する体質であれば、
マネジメントをすべきではない。

優秀な部下に脅威を感じたり、自分の仕事に
高い基準を設定できないのであれば、マネジメント
をすべきではない。

いずれも、評論家に任せておけばよくて、
実際にマネジメントに携わっている私たちは、
組織の精神が損なわれず、正しく成長していける
ように現実的解決策を提示し続けなければ
ならない。

スピードオブトラストという本



でも書かれていたが、
結局は、如何に相互信頼関係をあらゆる場面で
構築していくかが、マネジメントに携わる我々には、
ベースとして、必ず、持っていなければいけない
ものなのだ。




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