認識の変化=イノベーションの機会

世の中の認識が変わるとき、イノベーションの機会
が生まれる。

　　　　　　　

ドラッカーの言葉。

５０年前は、医療の進歩によって、病気にならない、
もしくは、治るという事が、健康という言葉から連想
される一般人の認識であった。

だが、現在は、健康という言葉には、若さを維持する、
元気な老人になる、美しさを追求するという意味合いも
含めた認識に変わってきている。

そうして、健康食品やフィットネスクラブといった産業
が生まれてきた。

時代によって、人々の認識は変わっていく。
私が携わっている仕事であれば、例えば、企業に勤める
ということは、終身雇用であるという認識から、自分の価値
に応じて職場は変わっていくものという認識に変化して
きている。
コンピュータは複雑な計算をする道具から、
コミュニケーションの手段であるという認識に変わってきている。
携帯電話は電話から、情報端末へという認識に変わってきている。

私が携わっている産業に影響を与えそうな、認識の変化を
考え、その変化を利用できることはないだろうか？

今回の不況の影響で、ますます、就業に対する認識は、
変わってきていると思う。
また、各種ＩＴに関する考え方も変わってきているのではないか？

そういった認識の変化を収集していくような、動きをしてみよう
と思う。





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現代という時代を考える

先日、父方の祖母が亡くなった。
９０歳という大往生だ。

祖母はとても行動的な人間で、海外旅行へも
かなり出掛けたり、転勤の多かった父のところへも
年中、遊びに出掛けてきたりしている人だった。

喪主である叔父から、挨拶があって、改めて、祖母が
戦ってきた時代というものを考えさせられた。

祖母は祖父と結婚し、長男、次男が生まれてすぐ、
祖父の仕事の都合で、フィリピンで暮らすことになった
そうです。

戦時下ということもあり、祖父は赴任していたフィリピンで、
現地招集を受け、間もなく、戦死。

当時、ちょうど、三男を身篭っていた祖母は、２歳、１歳半の
息子達を身重の体で連れ、日本まで戻ることになったそうだ。

戦時下で、日本に戻るまでも命からがらの壮絶なものだった
そうだ。

それからも、女手一つで３人の息子を育て上げ、９０歳を
迎え、亡くなった。

今も非常に厳しい時代ですが、命の危険にさらわれる様な
ことは、ない。
また、戦争未亡人という立場で、仕事をしなければならない
ということもない。

時代のせいにして、逃げてはいけない。

今をどう生きるかは、自分次第。
祖母の死にそんなことを考えさせられた。




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